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■STORY
ああ、まただ―子猫がついてくる。
画家の九条皐月は、このところ猫のように自分をつけてくる少年を愉しみにしている。日に日に間合いをつめてくる彼は、ある日ついに皐月のテリトリーの庭に入った。彼・スズナは、それからは毎日のように庭に来て、楽しそうに皐月のそばで過ごしている。スズナの好奇心に惹かれるようにセックスをし、蜜月のような逢瀬が続く。しかし、ズズナは探していたのだ―この庭に埋まっているはずの秘密を…。スズナが暴こうとしていたのは、皐月の代表作≪四季≫にまつわる謎だった―。
□感想
久々な今日は新刊ではなく、ちょっと前の作品。
読んだことのない作家さんだった上に、みろくことこさんの表紙の絵柄を見て、勝手に超ショタなイメージでもって読み始めたのですが…
少年はただの幼いぶりっこちゃんではなく、ショタが余り得意でない私でも好感がもてました。
純粋さと潔癖さ、皐月さんへの憧れ、同性愛者である自分への無意識の否定、色々なものが無邪気なスズナの中にごちゃまぜにあって、その不安定さがまた可愛いスズナ。
スズナの皐月への憧れには、過去のある事件を皐月の家で目撃してしまったことがトラウマの様に絡んでいるようなんですが、
スズナがそのトラウマを超えて、きちんと現実の自分を見て受けいれられるまで待っている皐月が、大人でまた良いなと思いました。
待っているって言ってもすでに色々やっちゃてはいるんですが…。
そんでもって、ちゃんと向き合ってからの初めてのえっちで今さら恥ずかしがるスズナが可愛かったです。
このお話は、皐月の家の庭もキーポイントとなるんですが、その描写がまさに秘密の花園。
幻想的でわくわくさせられます。














